私が会社を辞めて専業トレーダーになり、初めに購入した本が
オリバーペレス・グレッグカプラ著「デイトレーダー」
という本でした。
専業トレーダー=デイトレーダ―と勝手に思っていたので、
デイトレードではどんな銘柄をどこで買ってどこで売れば良いのか!?
この疑問から解決しようと題名だけで購入しました。
ところが・・・
この本には、著者の体験談や相場心理しか書かれておらず、私の求めていた技術的なことは一切書かれていませんでした。
「使えね~!」
それからは、書店に行っては技術面を教えてくれそうなトレード本を買いあさる日々…
そして、この本「デイトレード」はいつしか本棚の奥底に埋もれていきます。
それから約2年もの間、連続マイナス収支(月単位で)という結果になっていくのです。
そんなこんなで途方にくれながらも・・・
書店に行ってはトレード本を買い、ネットではホントかどうかわからない商材やブログを買ったり読みあさったり…
「俺もいつしかトレードで・・・」
を夢見てとにかく必死でした。
その時読んでいた自称プロトレーダーブログの中で、一際目立つ違和感ありありのブログが一つありました。
「おまいら…おれさまのブログを・・・読み逃げすんなよ!」といった感じの
U氏の「トレード日記」
今の私があるのははっきり言ってこの方のおかげです。
U氏とは実際にお会いしたこともなく、私が勝手に尊敬しているだけの方ですが本当にこのブログに助けられました。
今でも欠かすことなく読み逃げしています(笑)
本当にありがとうございます。
そんなこんなで資金も尽きかけどん底をウロウロしながら途方に暮れまくっていた当時、
今まで購入してきた百冊異常(以上)の本を整理していると、
一番最初に購入したあの「デイトレード」を見つけます。
そして、再度読み返してみると…
まさにその時の自分の姿が書かれていました。
勝てないなぜがたくさん・・・
しかし、解決策は特に書かれていません。
でも、この本やU氏のブログを読んでいると…
不思議と心の平安や冷静さを取り戻しているような感覚になります。
当時の負けトレード後(ほぼ毎日)何回も読んでいました。
「デイトレード」に関しては購入してから約2年経ってから・・・
そして何度も読んでいるうちに、それは今まで購入してきた百冊以上の書籍の中でも私にとって、
一番素晴らしい本
だったということに気付かされました。
本屋(新品)→ブックオフ(中古)と本を購入することすらもったいないくらいにまで落ち、遂には図書館を利用するようになっていました。
そして、ここでもある本との出会いがありました。
林 康史著「マネーの心理学」
この本に関しては、
だから今の自分の頭(脳)では勝てない!
を気付かせてもらいました。
私を勝ち組へと導くきっかけとなってくれたこれらの3つの出会い。
これらに共通することは全て、
トレードのテクニカル的なことは一切言っていないということです。
今思い返せば、トレードに直接関係するような百冊以上の本はすべて何の役にも立っていないのです。
でも、それらをしっかりと経験したからこそ今はっきりと、
「役に立たない!」
と言えるわけです。
という意味では役に立ったのかな!?(笑)